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不眠症の原因と症状 睡眠薬の種類・効果・副作用

不眠症とは?

今日は何だか眠れないな、という経験はありますか?楽しみにしているコンサートや大事な仕事や面接の前日などにに寝つきが悪くなるといった経験は多くの人にあると思います。これが一時的もしくは一晩だけなら大きな問題ではありませんが数週間から数か月続いたらどうでしょう。
日中に眠気、倦怠感が酷くなり集中・意欲・食欲の低下といった症状も見られるようになりやがてうつ病、自律神経失調症などの精神疾患や慢性疲労などの身体的症状まで現れます。するとただでさえ眠れない所にこれらの身体的・精神的不調が重なる事で更に眠れなくなるという負のループに陥るようになります。このような何日間も質の良い睡眠を得られず、寝ても直ぐに目が覚めるなど必要な眠りを維持できない状態を「不眠症」と呼びます。
不眠患者数は小児~青年期においては少なく20~30歳で徐々に増え始め加齢と共に増加する傾向があります。更に中年~壮年期には増加の一途を辿りなんと高齢者の3人に1人が睡眠に何らかの障害があるとの報告もあります。また厚生労働省の発表によると日本人の約5人に1人(成人の約21.4%)が不眠症の症状に悩み、治療の必要性があるとされている事から、不眠症は珍しい病気ではなく誰でも発症する可能性のある病気とも言えますね。
患者数の男女比では女性の方が発症リスクが高いとされていますが原因のほとんどは年齢と共に減るメラトニンだと考えられています。この他に環境的・身体的・精神的要因によって不眠の症状が生じるケースや生活習慣によって発症するなど原因は多岐にわたり、これに加え複数の要因が重なる事で不眠症の発症リスクは高まります。

不眠症の原因

人が不眠症を発症するのには様々な原因があります。昼寝が長かったなどの理由で自律神経のリズムが一時的に狂ってしまい、普段は全く問題が無くても寝つきが悪くなる日がたまにある、これ自体は全く問題ありません。しかしこの生活リズムが長期化すると活動量が多いはずの昼間に眠くなり、夜は逆に眠れないといった昼夜逆転が起こるのです。このような不規則な睡眠サイクルは不眠症の原因の1つとなります。
また時差のある国に行く場合にも上記に似た現象が発生します。例えば欧米に旅行などに行く場合は飛行機の中に10時間以上居るため機内で睡眠をとる人が多いですね。しかし現地に着き周りを見渡すとまだ夜だった、なんて事は旅先ではよくある話でこの時差ボケによる不眠症に悩まされる人も珍しくありません。
もっと身近な例を挙げるなら日頃使っている枕が変わるだけでも十分不眠症の原因になり得るため、上記以外でも本人にとってイレギュラーな出来事があればそれが不眠症を引き起こすきっかけになるとも考えられます。更に不眠症の原因を細かく分類すると、環境を要因とするもの、身体的・精神的要因からくるもの、服用中の薬による薬理学的要因のものなどがあります。中でも精神的要因による不眠の場合は患者本人に「なぜ眠れないのか」自覚がないまま入眠に困難が生じているため、他の要因と比較すると症状に対するフォローや対策が難しくなる傾向があるようです。
この他にメラトニンと呼ばれる眠りを司るホルモンの減少も不眠症と深い関係があります。メラトニンが体内時計に対し睡眠と覚醒のONとOFFを的確に指示する事で、人は脳内モードを切り替え自然な眠りに就けます。しかしこの入眠に欠かせないメラトニンは加齢に従い減少する他に乱れた生活リズムや日光を浴びない生活でも減少する事が分かっています。
いずれにせよ自分がなぜ不眠に陥っているか原因を見極め正しい対処法を講じることが肝心だと言えるでしょう。
原因1心理的原因
心理的要因による不眠症の原因を簡単に言うとストレスです。「不安や悩み事があって夜も眠れない」オーバーな表現としてよく使われる言葉ですが、家庭、仕事、人間関係、お金などにおいて大きな問題を抱えている人にとっては決して大袈裟ではなく、その不安はストレスとなり着実に脳に積み重なります。この積み重なったストレスは脳に大きな負担を掛ける事になり負荷が掛かった脳は興奮状態に入るためスムーズに睡眠へ移行する事が難しく、結果的に不眠症が引き起こされるのです。ストレス性の不眠症はうつ病に繋がりやすいと考えられています。うつ病の予防、ストレス・不安を緩和するためにも心身ともにリラックスした状態で眠りを誘う事が重要になります。
原因2心因的原因
自分が何らかの病気を持っている事が不眠症を引き起こしている原因となっているケースを身体的要因による不眠症としています。具体的に不眠を誘発する疾患として発作によって咳が生じる喘息、アレルギー性の皮膚疾患による耐え難い痒み、中枢神経の疾患による頭痛や発熱などがあります。また最近では心臓に負担をかけるような循環器疾患が要因となる不眠症も取り沙汰されていて、代表的なものでは就寝中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」が挙げられます。睡眠中に何度も呼吸が止まり睡眠の質が著しく低下するため、寝ても寝ても寝足りず日中に強烈な眠気に襲われるのがこの病気の特徴です。このような症状も不眠症の1つとされているので自分で睡眠の質が低下してないか日ごろがらチェックする必要があります。
原因3精神医学的原因
神経症、統合失調症、うつ病などの精神疾患が原因となっている不眠を精神医学的原因の不眠症としています。精神疾患によって不眠の症状が出ている場合には先にその治療を施す必要性があります。しかし精神的な病気ともなれば長いスパンで治療に専念する覚悟もいるためとにかく早い段階での対処が求められます。また蓄積されたストレスによって生じる心理的原因の不眠症が原因でうつ病を発症している場合もあります。
精神医学的原因の不眠症は専門の医療機関から処方された精神安定剤などの薬を服用する事で症状が緩和されるケースも多く、まずは精神の安定を図るためにも積極的に医師の診断を受けるのが重要だと考えられます。
原因4薬理学的原因
例えばタバコに入っているニコチン、酒に入っているアルコール、コーヒーやお茶に含まれるカフェインなどを体内に摂取する事で生じる不眠を薬理学的原因の不眠症としています。特にコーヒー、お茶、紅茶に多く含まれるタンニンやカフェイン、タバコのニコチンは脳を活発化する覚醒作用があります。眠りとは心身ともにリラックスした状態の極みとも言えるため、寝タバコなどによって脳を活性化させるのは眠りと対極にある行為でありスムーズな眠りの妨げとなります。
またよく眠れないからと寝酒をする方も多いですが実はこれ間違っています。確かにアルコールを摂取すると一時的に強い眠気を感じますが、体内ではアルコール成分を分解しようと体の機能はずっと働きっぱなしになるため必然的に眠りは浅くなり途中で何度も目が覚めてしまうのです。その他にも抗がん剤、自律神経や中枢神経に作用する薬などを服用する事で不眠に繋がる場合もあります。
原因5生理学的原因
引っ越し、入院、夜勤のある仕事など環境の変化によって生じる不眠を生理学的原因の不眠症としています。入院先ではいつもと睡眠サイクルが大きく違う、引っ越先がうるさい、季節の変わり目による温度・湿度などの環境の変化や枕・マットレスなどが変わるといった睡眠環境の変化も十分不眠症の原因になります。細かい事ほど一度気になるとどうしても目についてしまうのと一緒ですね。他の要因と比べると生理学的原因による不眠症は些細な事のように思えますが眠りにおいて環境の変化は大きな影響を与えます。しっかりと原因を見極め環境の改善・対策をしていきましょう。

メラトニンとは?

眠りを司るメラトニンは脳内の松果体と呼ばれるそら豆程度の小さな場所から分泌される ホルモンです。夜間にメラトニンの分泌が活発になる事で体温は下がり、自立神経の一部である副交感神経が優位になると、心身ともにとてもリラックスした状態になります。このようにメラトニンは人の体内時計に直接アプローチして自然な睡眠に導きます。
またメラトニンは光に強く影響される性質があります。そのため人が起床し朝日を浴びると体内時計はリセットされ「活動状態」にスイッチが切り替わり、体内時計からはメラトニンの分泌を止める信号が発せられます。これでメラトニンの分泌量は一旦止まりますが14~16時間の活動時間後に再び分泌されます。徐々に分泌量が増加する事で深部体温が下がり人が休息するのに適した状態になるため眠気を感じる、このサイクルを私たちは日々繰り返しているのです。
しかしメラトニンは加齢と共に分泌量が大幅に減少する特徴を持っています。例えるなら赤ちゃんがよく眠るのに対し高齢者の睡眠時間が短い事が分かりやすい例でしょう。これはメラトニンを分泌する松果体が加齢に従い小さくなり、それに比例してメラトニンの分泌量が減少するためです。
メラトニンがしっかり分泌されていると睡眠以外にも女性に嬉しい老化防止効果も期待できます。肌の酸化が進む事で肌は老化していきますが、メラトニンの持つ強い抗酸化作用が活性酸素によるダメージから肌を守ります。質の良い睡眠が若さを保ち美容にも良いと言われる由縁はメラトニンのこういった働きによるものなんですね。アメリカではこの強い抗酸化作用に着目しサプリメントとして一般的に販売され絶大な支持を集めています。

不眠症の症状

不眠症に悩む日本人は年々増加傾向にあります。とある調査によると2020年には不眠症の患者数が3000万人を超えるといった予測が立てられている事から不眠症は現代を代表する病気とも言えます。しかし睡眠時間は人によって個人差があり7時間寝ても寝足りない人があれば4時間寝れば十分という人まで様々です。そのため不眠症は「怠けているだけでしょ」と冷たくされ病気としても認知されにくく本当は不眠症でも自覚がない隠れ不眠の方が沢山いるのです。
不眠症の症状は大きく4つに分類されます。
1.入眠障害
眠りに就くまでに30~60分またはそれ以上の時間を要し寝つきが悪いといった言葉では済まされない方は入眠障害の疑いがあります。この入眠に関する問題は睡眠満足度が低い方が抱える悩みの中で最も多いようです。一般的に入眠に要する時間は10~15分程度とされているため30分以上掛かってしまうのは入眠に困難が生じている状態であると判断されます。
時おり寝つきが悪い日があるのは誰にでもある事で特に問題はありませんが、これが習慣化して慢性的な入眠障害や不眠症に繋がるのがこの病気の怖い所です。
2.中途覚醒
布団に入ってかたすぐ眠れたのに夜中に何度も目が覚める、目が覚めてからもう一度眠るまで時間が掛かる事を中途覚醒と呼びます。一晩に約2回程度起きてしまう、夜間に何度か起きてしまうがすぐに眠れるぐらいなら問題はありません。しかし夜中に何度も目が覚めその後もなかなか寝付けないようでしたら中途覚醒の疑いが非常に高いです。
中途覚醒は睡眠障害の中でも最も顕著な症状で特に高齢者によく見られます。実際に60歳以上の高齢者の約2割もの人に自覚症状があると言われていて、年々減少するメラトニン以外にも精神的なストレスも大きく関わっています。
3.早期覚醒
目覚まし時計を7時にセットしたのに実際には5時に目が覚めてしまう、もっと眠りたいのに何故か変な時間帯に起きてしまう。このように自分が起きたい時間よりも2時間以上早く目覚める場合には早期覚醒と呼ばれる不眠症の可能性があります。
1度目が覚めると再び眠る事が難しく「じゃあ早起きしたと思えば良いじゃん」と言われてもこれが毎日続けば相当なストレスを感じる上に日中は強烈な眠気に襲われ、仕事では普段ならしないミスをしてしまうなど集中力に欠けてしまいます。不眠症は立派な病気であり本人も望んで早く起きている訳ではないのに周りからの理解が得にくいのが厄介な所です。早期覚醒は中途覚醒の次に多い高齢者の不眠症の症状とされています。
4.熟眠障害
睡眠時間も寝つきにも問題は無いはずなのに熟睡した感覚を得られない、朝の目覚めが苦痛である、これらの症状がある場合は熟眠障害の可能性が高いです。一般的な寝不足とは異なり睡眠時間は十分であるにも関わらず本人は熟睡した満足感が得られない特徴があります。また熟眠障害は熟眠不全とも呼ばれます。
熟睡した充足感が無いと「睡眠時間が足りないのかな?」と思い更に睡眠時間を長くしても熟眠障害は睡眠時間とは関係が無いため症状の改善は見込めません。寝疲れという言葉があるようにただやみくもに眠っても睡眠の質は向上しないのです。
これらの症状は必ずしも1つだけ現れる訳では無く同時に2つ以上の症状を発症するケースも珍しくありません。布団に潜っても無駄に時間が過ぎていく、夜中に何度も目が覚める上に寝つきも悪い、しかも予定より2時間以上早く起きてしまった、もしこれが自分の身に起きたらと考えるだけでも辛いですよね。睡眠の質の低下は日中の仕事、学校、家事などの活動に大きく影響するためそれぞれの症状を把握し対策を早急に立てる必要があるでしょう。

不眠症の治療方法

不眠症には熟眠障害、早期覚醒、中途覚醒、入眠障害といった4つの症状に大別される他に原因と症状が重なったタイプなど色々なものがあります。そのため不眠症の治療法も様々なものがありますが大きく2つに分けられます。それは薬を用いる「薬物療法」と薬を使わない「非薬物療法」でまずは生活習慣を改善する事で症状の改善を目指します。
  • 光に気を遣おう
    太陽の光は無色透明です。つまり無色透明の光は交感神経を活発にする働きがあります。私たちの身の回りにあるテレビ、パソコン、照明、スマートフォンなどの光はこれに近い色をしているため寝る2~3時間前からは付けないようにしましょう。逆にオレンジ色の光は副交感神経を優位にするため寝室の電球をオレンジ色のものに切り替えると更に効果的です。
  • 太陽の光を浴びよう
    自然な睡眠を促すメラトニンは日中に太陽光を浴びなければ夜になっても分泌されにくいです。ガラス越しではあまり効果が発揮されないとも言われているので昼休みなどの時間を利用して屋外で太陽の光を浴びるようにしましょう。これは長時間でなくても十分なので気分転換も兼ねて軽く散歩するのも良いですね。
  • カフェインなどの過剰摂取を避ける
    寝る前は当然ですが日中も摂取量に気を付け出来ればカフェインを含む飲み物(コーヒー、紅茶、お茶など)は避けた方が良いでしょう。またスポーツ・格闘技の観戦、ホラーやサスペンス映画などを見ると他人と自分の区別がつかない自律神経は、自分がやっていると錯覚し興奮するため休み神経よりも動く神経の方が優位になってしまいます。極力見ないようにしましょう。
生活習慣を見直した上で不眠症が改善されない場合には薬物療法も検討して下さい。薬物療法は体の入眠・覚醒のリズムを整えスムーズな入眠へ導く薬や、脳の興奮・覚醒を抑制し入眠に繋ぐ薬などがあります。睡眠薬は少しダークなイメージがありますが用法用量を守れば怖いものではありません。睡眠薬の安全性・有効性は日々研究が続けられ現代の睡眠薬は安心して利用出来るものとなっています。

睡眠薬とは?

不眠症によって長期間身体が休息をとれていない状態は精神衛生上良くないため睡眠薬を用いる必要があります。睡眠薬は種類によって睡眠導入剤とも呼ばれるものがありますが広義的には睡眠導入剤と睡眠薬の2つはほぼ同じものを指しています。しかし実際に医療現場で働く方の感覚はこれと少し異なっていて睡眠薬が眠らせる作用が強いお薬全般を指すのに対し、睡眠導入剤は入眠に強い作用を示す薬のみを指す、といった違いがあります。
基本的にほぼ変わらない意味合いで用いられている睡眠薬と睡眠導入剤ですが、更に細かく言えば「睡眠導入」とは言葉通り「眠りに導く」事から、睡眠薬の中でも特に寝つきに対し優れた効果を発揮するものを睡眠導入剤と呼ぶ風潮があるようです。
ですが睡眠薬と睡眠導入剤を分ける明確なラインは無いためどのくらい入眠に作用すれば睡眠導入剤なのか、もしくは睡眠薬であるのかはおおよその感覚で分けられています。そのため全ての睡眠薬は睡眠導入剤とする医師や、特に寝つきに強い作用を示す睡眠薬を睡眠導入剤とする医師など見解が異なり、現状的には睡眠薬と睡眠導入剤を同じ意味合いとして用いているのです。
過去の間違った服用方法でついてしまった睡眠薬に対する過激なイメージですが、開発が進んだ今の睡眠薬は副作用・依存性のリスクはとても低いものが多くその安全性は確かなものです。ただし睡眠薬と睡眠導入剤とちらも種類・効能に違いがあるので自分の体にとってどこまで必要でどうしたら最適な形で服用出来るのか?しっかり見極めていきたいですね。

睡眠薬の種類

睡眠薬は大きく2種類に分類され症状に合わせて服用します。
(中途覚醒タイプの不眠)
夜中に何度も起きてしまう(中途覚醒)場合に用いられます。中途覚醒を予防する薬は作用時間が長く「長時間型」や「中時間型」と呼ばれ、服用から約30分以内に効果を発揮し始め中には9時間以上薬の作用が持続するものもあります。ただ薬の作用時間が長いという事はそれに比例して薬の影響も大きいため薬が効いてほしくない日中にも眠気に襲われる恐れがあるのがデメリットです。
(入眠困難タイプの不眠)
なかなか寝付けない(入眠困難)場合に用いられます。寝つきに問題がありそれを改善する睡眠薬は即効性が高く「短時間型」や「超短時間型」と呼ばれこれが前述した睡眠導入剤にあたります。代表的な薬ではハルシオンがありますが大量服薬(オーバードーズ)するとアルコール記憶障害が発生するリスクがあるため服用方法に注意が必要です。ただ作用時間が3~4時間と短く日中の活動時間帯に影響が出にくい反面「中途覚醒」のような夜中に何度も起きてしまう人には不向きです。
具体的な睡眠薬の種類は以下になります。

薬の種類バルビツール酸系
バルビツール酸系の薬は1864年に発見され1900年から実用が始まった歴史の長い睡眠薬です。11950年代までは唯一の睡眠薬として広く用いられ有名なものではベゲタミン錠やラボナ錠などがありますが現在ではほとんど使われる事はありません。これはバルビツール酸系の睡眠薬は即効性・効果の高さに優れ夢を見ずにあさを迎えられるメリットがある反面、使い続ける内にすぐ効かなくなり服用量がどんどん増えてしまう耐性と依存性が非常に高いからです。
また大量に服用する事で呼吸停止などの死に至る副作用があるため、睡眠薬としての効果は絶大ですがベンゾジアゼピン系睡眠薬が開発された後はほとんど使われる事が無くなりました。しかしどうしても不眠症が解消されない場合にのみ処方される事もあるようです。
薬の種類ベンゾジアゼピン系
日本人の約20人に1人は睡眠薬を使っている現代で最も広く用いられている薬がベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。眠りへと導く確かな力(催眠作用)がある他に重篤な副作用リスクが無い特徴があります。実用開始も1960年頃と古くベンゾジアゼピン系も歴史ある睡眠薬と言えますね。
このベンゾジアゼピン系睡眠薬の中で最も有名なのはハルシオンで短い作用時間(3~4時間)でスムーズな入眠に導く「超短期型睡眠導入剤」の代表格です。脳内の興奮を鎮める物質(GABA)の働きを活発化して不安・緊張・筋肉をほぐす効能があります。間違った使用方法によってマイナスイメージの強い薬ですが薬自体はしっかりとした効果が期待出来るものです。
※個人輸入が禁止されている劇薬なので医師からの処方以外で手に入れる事は出来ません。
薬の種類非ベンゾジアゼピン系
睡眠薬としての歴史が長く副作用が少ないとされるベンゾジアゼピン系の睡眠薬ですが、長期間の服用によって依存症のリスクが無い訳ではありません。それを改善すべくベンゾジアゼピン系の睡眠薬にある抗不安作用、催眠作用、健忘作用、筋弛緩作用のうち抗不安作用と筋弛緩作用がなるべく起きないように改良されたのが非ベンゾジアゼピン系睡眠薬です。つまりベンゾジアゼピン系睡眠薬にあった筋弛緩作用が弱いためふらつき、転倒などの危険が少なく副作用やリバウンドのリスクが抑えられた安全性がより高くなっています。
代表的な睡眠薬ではゾピクロン(アモバン)、エスゾピクロン(ルネスタ)などがあり超短時間型に分類されます。服用後約30分で眠りにつき3時間後に薬の半減期を迎えるため起床後は薬の影響を受けないのでその使い勝手の良さから人気があります。ゾピクロンは口内に苦味が残るためエスゾピクロンがおすすめです。
薬の種類オレキシン受容体拮抗薬
眠りを促す脳内物質はメラトニンであるのに対し脳の覚醒を維持する物質をオレキシンと呼びます。オレキシン拮抗薬とはオレキシンの働きを阻害する事で入眠をスムーズにする新しいタイプの薬です。オレキシンが正常に作用するにはオレキシン受容体と結合しなくてはいけませんが、この薬を服用するとオレキシンと受容体の結合が阻害されその結果オレキシンは作用出来なくなります。
2010年から用いられているようになり代表的な睡眠薬ではラメルテオン(ロゼレム)が挙げられます。半減期(薬の血中濃度が半分になるのまでにかかる時間)を迎えるのに約10時間かかる「長時間型」の睡眠薬でベンゾジアゼピン系の睡眠薬よりも副作用、反復性不眠のリスクが低いメリットがあります。
薬の種類メラトニン受容体作動薬
眠りをコントロールするメラトニンと呼ばれるホルモンと同じ作用を示す薬がメラトニン受容体作動薬です。主流となっているベンゾジアゼピン系の睡眠薬や非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は脳内のGABA受容体に作用し睡眠を促しますが、メラトニン受容体作動薬はGABA受容体ではなくメラトニン受容体に作用します。
メラトニンが体内リズム・睡眠と覚醒のONとOFFを正しくコントロール出来るようにメラトニン受容体作動薬がそのシステムに入り込み、体内時計の乱れを正常化する薬として今脚光を浴びています。またベンゾジアゼピン系の睡眠薬や非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬にあった副作用が発生しない、概日リズムが調整されるなどより自然な眠りを得られるメリットがあります。
2010年より使われ出した薬ですが副作用のリスクが無い一方で直接的な催眠作用が無い事から、重篤な不眠症患者や長期間不眠症に悩んでいる方にはあまり効果が期待出来ない面もあります。よって長期的な不眠症の予防・改善には不足するメラトニンをサプリで補うといった方法も手軽で検討する価値がありそうですね。

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